SDGsニュース③
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SDGsニュース③
23/11/12 6:00
わたし達の暮らしに欠かせないSDGsを理解しよう!
わたし達の暮らしに欠かせないSDGsを理解しよう!
皆様、SDGsという言葉を聞いたことがありますでしょうか?
SDGsを簡単に言ってしまえば「地球上に生息するすべての生物の生活を豊かにすること」です。
しかし、このSDGsを考えているのは私たち人類であり、人類のためのものと言っても過言ではありません。
このSDGsは人類が”誰1人と取り残すことなく全人類が豊かに暮らしていく”ために採択された目標になります。
つまり、これから説明させていただきますSDGsをすべて実現させることができれば、我々の生活はもちろん戦争や紛争が起きない平和な世界が待っています。
今世界で起きている様々な社会問題は決して他人事ではありません。いつ私たちの生活を脅かす事態に陥るかは分かりません。
1人1人がSDGsという明確な目標を理解し実践することがとても重要なことなのです。
是非SDGsを知っていただき私たち個人では何ができるのか?を一緒に考えていきましょう。
それではSDGsについて説明をさせていただきます!
SDGsは、Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)の略称です。
これは、2015年に国連加盟国が採択した国際的な目標であり、2030年までに達成すべき17の目標と169の具体的なターゲットから構成されています。
SDGsは、貧困の撲滅、飢餓の終結、教育の普及、ジェンダー平等、クリーンな水と衛生、エネルギーの普及、経済成長の促進、産業とイノベーションの促進、不平等の解消、持続可能な都市とコミュニティ、責任ある消費と生産、気候変動への対策、海洋と海洋資源の保護、陸上生態系の保護、平和と公正の推進、パートナーシップの構築など、幅広い領域にわたる持続可能な開発を目指しています。
SDGsは、国内外の政府、企業、市民社会など、あらゆるステークホルダーが協力して取り組むことが求められています。
SDGsを今の説明で十分理解できましたでしょうか?
この説明だけで全てを理解できたという方はいないと思いますので、実際わたし達が住むこの日本で取り組むべきSDGsはなんなのか?について1〜7の項目に分けて説明をさせていただきます。
1. 相対的貧困・貧困の撲滅と社会的包摂
日本で7人に1人が「相対的貧困(年収127万円以下の世帯)」と言われており、子どもや経済的に弱い人々や社会的に排除された人々の支援や包摂を促進するための政策やプログラムの実施は急務です。
2. 温室効果ガスの排出削減と気候変動対策
再生可能エネルギーの普及やエネルギー効率の向上、低炭素社会の実現に向けての行動が求められています。特に日本では電力供給の大半を火力発電に頼っていることから、再生可能エネルギーへの転換は大きな課題となっており、再生可能エネルギーの普及やエネルギー効率の向上、エネルギー貧困の解消などを目指す政策や取り組みが必要となります。
3. 持続可能な都市とインフラづくり
資源の無駄遣いをせず、自然の重要性を改めて理解した上で都市の持続可能な開発、交通の効率化、廃棄物管理、環境保護などを含む都市計画を行い、より住みやすくしていく為にリスクや自然災害に耐えられる“強い街づくり”を行っていく事が求められています。
4. 教育の普及と質の向上
全ての人々に対して公平な教育の機会を提供し、質の高い教育を実現するための政策やプログラムの推進を掲げています。しかし近年社会問題となっている”いじめ”や”不登校”という問題についても対策を考えた上で政府や自治体はもちろん地域のコミュニティ形成などを行い解決に繋げていく必要があります。
5. ジェンダー平等と女性のエンパワーメント
男女平等な社会の実現や女性のリーダーシップの促進、女性の権利の保護などを目指す政策が求められています。特に日本ではジェンダーギャップ指数が世界で121位とジェンダー平等についての意識は世界的にも低く評価されていることが問題となっており、女性が活躍できる社会を作る風潮を高めていくことが急務です。
6. 清潔な水と衛生の確保
日本は蛇口をひねれば”飲める水”が出てくる、世界的にも珍しい国です。日本には豊富な水資源があり水に困るという認識を持っている方は少ないと思いますが、日本では様々な食材を輸入に頼っているということもあり、食材を作る上で必要なお水の量(バーチャルウォーター)は、今現在輸入している食材の量を日本だけで賄うとなると水の量は足りなくなります。つまり日本でも実質的に水は足りていない状況なのです。
そのため水資源の持続可能な管理や衛生施設の整備、水の浪費の削減などを含む水の衛生管理などを持続的に行なっていく必要があります。
7. 働きがいも経済成長も
労働者の権利の保護などを含む職場でのハラスメントや過剰労働、雇用形態などの職場環境の見直しと、日本全体で抱えている賃金や雇用の創出など持続可能な経済成長の実現が急務です。
これらの項目はあくまで一例であり、他にもSDGsの目標に基づいて取り組むべき課題が存在します。日本では、政府、企業、自治体などが連携し、各項目に対する具体的な取り組みを進めることが求められています。
上記の説明では私たちには関係がなく、政府、企業、自治体が実践することなのでは?と見受けた方もいらっしゃったのではないでしょうか?私たちの生活には一見関係のないことのように思いますが、実はとても密接に関係があることなのです。
水道をひねれば綺麗なお水が出て、スイッチを押せば電気が付きます。身近で当たり前の生活ができていることはSDGsで掲げている目標を機能させることができているからなのです。
私たちの身近なところにもSDGsが役立っており、SDGsと共存していくことが、これから明るい未来を創造できると思ってもらえれば幸いです。
